ドイツ製催涙スプレー、TW−1000のSHU数値を公表します。
ドイツ製の催涙スプレー、TW−1000のAOACインターナショナルによるSHU数値の試験結果を公表します。これは以前からTW−1000の信頼出来る公的な機関で検査したSHU数値が知りたい。とのユーザーからの要望にお応えするために日本からわざわざTW−1000のOCスプレー3オンスをアメリカ、ニューメキシコ州にあるCHROMTEC社でAOAC検査に基づく検査方法で正式検査するためにTMM社がフェデックス社で空輸した試験用のサンプルです。
と云うのもTW−1000はアメリカ国内ではまったく販売されていないために試験をするためのサンプルを入手ことが出来ないからでした。
■■■TW−1000は15,400SHUでした。■■■
・検査期日は2010年2月11日です。
アメリカではこのSHU15,400という数値を判断してドイツの法律で規制されているか、もしくは刺激成分(性能・威力など)を意図的に抑えて生産しているのかのいづれかと考えています。もしかするとFOX催涙スプレーと同じように製造技術が三流レベルで製品品質にバラツキがあるのかも知れません。
■TW−1000のOC催涙液は薄いオレンジ色で透き通っていて「サラサラ」とした液体です。それに対してTMM社のポリスマグナムを含むアメリカ産のOC催涙液は濃い不透明のオレンジ色で少しですが粘りがある催涙液です。生産方法がまったく違うことが分かります。根本的に催涙スプレーの
刺激品質・性能・強烈度合い、威力の度合などの生産基準が大きく異なります。
それにしてもこの15,400SHUという数値はあまりにも低い数値で正直驚きです。あのチキン・カンパニーのFOX催涙スプレーよりも低い数値です。
公開濃度は15%OCスプレーと表記されていますが、もしかして15%濃度は無いのかも知れません。残念ながら今回の検査は成分分析とSHU数値が目的でOC(%)濃度は測定していません。
●この程度のSHU数値では催涙ガス・スプレーの忍耐訓練を受けた軍隊、警察の特殊部隊の人間であれば、この催涙スプレーを浴びても数秒から数分の間に目が開けられる状態に回復する可能性があってアメリカ国内ではとても使用出来ない玩具(TOY)同様の製品だと考えているようです。
TW-1000はアメリカでは護身用の催涙スプレーとしては販売不可能ということのようです。もしかしたらこの理由でTW−1000がアメリカで一切販売されていないのかも知れません。